Monthly Archives: July 2014

技術立国日本?

ドイツに3年間留学し、オーストラリアで研究補助員として働き初めて思うことがあります。それは、英語圏やドイツ語圏と比べ、日本の技術水準は高くない、ということです。 留学するまでは、ここまで差があるとは思っていませんでした。むしろ、「理系なら日本から出ると技術水準が下がってしまうこともあるけれど、留学を通して技術以外に学ぶことが多い。」といった話を真に受けていました。 しかし、ドイツとオーストラリアで自分の専門を高めていくうちに見えて来たのは真逆の真実でした。

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変えるより替える方が楽

留学して以降、特に強く感じることがあります。変えるより替える方が楽ということです。 自分の周りの何かが問題を起こしている場合、その何かを変えて問題を解決するより、その何かを他の何かと取り替えてしまう方が楽だと思うのです。

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論理の夏

今、ウィーンはVienna Summer of Logic 2014という催し物で賑わっています。論理学に関連するたくさんの学会を同時開催しているので、2500人以上の研究者がウィーンに集まったそうです。 コンピュータを使うと論理的なプログラムを書くことが出来ます。 僕の周りでも、ミュンヘンでお世話になった方やオーストラリアの同僚が多数この催し物に参加しています。曰く「その筋の顔ぶれが勢揃いしている」らしいです。 一方で、「こんなに大きな学術学会を開催するのはあまり良いアイデアではない」という話も聞きます。

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カネがないならドイツ留学

ドイツの学位留学にかかる授業料は基本的に0円です。 もちろん、例外はあります。ドイツにある私立の大学は、それなりの授業料を要求するそうです。公立大学でもMBAなどビジネスに特化した分野などでは授業料が発生することもあります。他にも、登録料のようなものが半年で5000円程度発生しますし、必須の健康保険が月一万円程度かかります。 でも、授業料は基本的に0円です。ドイツの納税者が授業料を肩代わりしているからです。

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オーストラリアの修士号の意味

知り合いから聞いた話ですが、日本やドイツと比べると、オーストラリアでは修士号の持つ意味が違うようです。 日本やドイツの修士は学士と博士の中間です。「学部で培った基礎をもとに、修士で専門を深める」といった感じです。学士→修士→博士と進むにつれて専門を深めていきます。特別に優秀な学生の場合は、修士課程を飛ばして博士号取得のための研究を始めることもあります。しかし、2014年の現在において、ドイツではこれは一般的ではありません。 一方でオーストラリアにおける修士は、違う分野を知る為の機会と捉えられているようです。同じ専門に進むことが前提とされていません。

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パン8つ

水曜日は夜眠られず、木曜の午前3時まで起きていたので、木曜日は一日中眠たかったです。午後6時くらいになると上司が全員帰宅したので、ソファーで仮眠を取りました。 そういえば、水曜日のお昼に近所のサンドイッチ屋さんへ行きました。どうやら、何かの間違いでパンが大量にあり売り切れないのでもっていかないか、と聞かれました。「全部いるか」と聞かれたので、「いや、1つで」と答えたところ、パンが詰まったビニール袋1つをくれました。 その日に買ったサンドイッチを含めるとパンが全部で8つ。 自分では食べきれないので、職場で配りました。今回だけでなく、食べ物を買いすぎてしまって余ってしまう時などは職場に持っていきます。職場の食堂において”Enjoy!”という札を掲げておくと、おなかのすいた人が処理してくれます。 「ここがインドなら、パンなら路上の牛達にあげれば喜んだだろうなぁ」とインドを思い出しました。

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実は日系のIT産業すごいかも

日本のIT産業については良くない噂を聞いたことがあります。 以前読んだ「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」も舞台は小規模のIT企業でした。僕の友達も一人、IT企業に勤めて精神を病んでしまったようです。劣悪な労働環境は新3Kと名付けられ、「きつい、厳しい、帰れない」IT企業の現実を表しているとか。 産業構造が特異で、ITゼネコンと呼ばれる大企業が下請企業に勤めるデジタル土方という人達に仕事を丸投げするという話を聞きます。技術水準も低く、インドや中国に追い越されてしまったと言われますが、本当なのでしょうか。 僕自身は、日本のIT産業について詳しくないので分かりません。

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ドイツ優勝

ワールドカップ、ドイツが優勝しましたね。24年ぶり悲願のW杯優勝ということで、ドイツは盛り上がっているみたいです。facebookの投稿などを見ても、盛り上がっている様子が伝わってきます。 縁のあったドイツが決勝まで進んだということで、決勝戦はドイツ人の同僚達と職場で観戦しました。オーストラリアでは5時に試合開始だったのですが、朝早くに出社して職場の会議室(兼談話室)の大型スクリーンを観戦に使いました。

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セカ就に必要だったもの

2013年の海外就職活動で有用だったものをあげてみます。 cover letter (motivation letter) recommendation letter academic record master’s thesis resume

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セカ就の結果

日本で「セカ就」という言葉が本当に流行っているのかは知りませんが、2013年は「セカ就」をしていました。 実際は大学の博士学生のポジションを探していたので、「海外大学院受験」といえるかもしれません。流行語を使いたかったので、あえて「セカ就」と書きました。 欧米オーストラリアでは、CSの博士学生の大半が給料か奨学金を貰いつつ大学や研究所のために研究します。なので、就職活動といっても大きな間違いではないと思います。 応募したのは4つのポジション。 スウェーデンの大学 ドイツの母校(M工科大学) オーストリアの大学 今いるオーストラリアの研究所

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退部の思い出

高校生の最初の二年間は、陸上部の長距離部門に所属していました。 楽しいこともありましたが、部活の顧問として熱心に指導してくださる先生の方針が、自分の望むものではありませんでした。 夏の暑い日は、顧問の先生が暑さで気を悪くしていないかと、友達と心配していました。 冬の寒い日は、準備運動で身体を暖めた後に、風通しの良い校庭で何時間にも及ぶ草むしりを課されたものでした。草毟りで身体を冷やした後に、本練習の為にもう一度準備運動をしていました。

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10年目の同窓会

今週末に東京で高校の同窓会があります。 シドニーからだと交通費だけで10万以上かかるので欠席にしたのですが、今では少し後悔しています。 3年間クラス替えがなかったからか、同じクラスの同級生とは忘年会で会うのですが、他のクラスの人とは音沙汰なく10年が経ちました。 10年ぶりに会えたらどんなことを話していたのだろうか、と想像を膨らませたのですが、特に思い当たることはありませんでした。 時間が経つにつれ、共通の話題は減り、お互いの価値観もきっと変わっているのでしょう。 そういうのを含めて、参加にすれば良かったなぁと思います。

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失うという贅沢

先月末に祖母が他界しました。 祖母とは会うのは、ビザがおりずに一時帰国した6月が最後となりました。 ビザを待っていた三ヶ月間は金銭的には大きな損失でしたが、このお陰で最後に一目会うことが出来ました。無職の3ヶ月間も、意外なところで役に立ちました。 最後に会った時は既に「一日でも長生きしてほしい」思える体調には見えませんでした。苦しまずに、穏やかな最期を迎えられたのならば良いのですが。

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会社の同僚との交流

会社では、娯楽目的としていくつかの催し物があります。 年間行事としては、 11月か12月にある二泊三日程度の泊まりがけ旅行。 クリスマス前にある忘年会。 週間行事としては 水曜の夕方はピザを出前で頼んで、11頃までボードゲーム。 木曜の夕方はロッククライミング。 金曜の夕方はFun Roomという部屋で、飲み会。 日々の交流としては Inside Lunch(弁当を会社の食堂で食べる。) Coffee Break(その後に、外のカフェでコーヒーを飲む。) Outside Lunch (近くの中華料理店などで食事。) 不定期の催し物としては 事業がうまく行った時はお祝い会。 同僚が退社する時や海外からのvisitorが帰る時の送迎会(BBQなど)。 どれも強制的ではなく、参加したい人だけが参加しています。 去年の泊まりがけの旅行の夕食時のこと。大ボスが昇進した4人の研究者をたたえるプレゼンをしていました。4人の名前がディスプレイに表示されたとき、4人とも不参加なことに気付いた大ボスは、「どうなってんだよー。」とスピーチ中に笑い出していました。 僕個人は毎週金曜はIzakaya nightということで、日本食好きの同僚と日本食レストランか居酒屋へ繰り出しています。いつまで続くか分からないけれど、今のところ「一週間の締めは居酒屋!」というアニメで観たような東京サラリーマンの生活が出来ているのでうれしいです。 働いているのはシドニーですが。

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ブログ(一時)移転

しばらく、ここでブログを続けることにしました。   前のブログは2008年に山田花子さんの漫画を読んだ後に、書き始めました。   山田花子さんの漫画は、彼女の感じた強い思いに突き動かされて描かれていました。 どうしようもない話の展開も、波線が敷き詰められたオドロオドロしい背景も、独自の魅力を放ってしました。理路整然としている訳ではないのに、一般的には「負の感情」と呼ばれるものが満載の漫画なのに、なぜか、心に突き刺さるものを感じました。   「僕も、自分の感じる不満をどこかに残しておこう」とブログを始めました。 他人に話してもどうしようもない思いや、普通の会話で話しても、誰にも相手にしてもらえないだろうな不満をブログに残していました。   書き始めた頃は、貧乏旅行や短期留学でいくつもの国を訪れた後でした。その頃の僕にとっての海外は数ヶ月の短期ではいける場所だったけれど、友達が本格的な海外留学に行くのを見て、羨ましく見えました。   「いつか、ブログを書いているうちに、自分も海外で本格的に生活できるようになったらいいなぁ」と思っていました。今は、「こんな」日本で不満を書き連ねているけれど、いつかはここを脱出して、海外で活躍する内容をブログに書くようになれたらいいなぁ、と。   そして、ブログを書いているうちに、インドで8ヶ月近くインターンシップする機会に恵まれました。その経験を利用して、ドイツで3年も留学できました。更に、ドイツ留学のお陰でオーストラリアでもう一度インターンシップをすることが出来ました。   今は、活躍は出来ていないけれど、一応インターンシップをした会社で社員として働いています。   6年前は、自分以外に訪問する人がほとんどいないブログだったけれど、6年経つうちに知らない方の訪問やコメントが来るようになりました。 先日、ページビューが15万を超えました。それとほぼ同時に以前のブログ内容に対する指摘を頂き、以前のブログを修理することにしました。いつか修理が終わったらまた公開すると思います。   ミュンヘンにいた頃とくらべて、あまり充実した日々を送れていないので、また愚痴ばかりの内容になるかもしれません。   またのお越しをお待ちしています。

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