2021年は腰を据えて基礎固め

2020年に博士論文を提出しているので、2021年の上旬に計算機科学の博士号を取得できる見込みです。

元々別分野の出身なのに、こうして計算機科学の博士課程をほぼ終えられそうです。

しかし、それでも博士研究自体には大した苦労を経験することなく、終了に近づいています。

これにはいくつか理由があります。すぐに思い浮かぶだけでも…

  • 4年分の給料を確保した上司のもとで研究したので、1年後の失職を心配する必要がなかったし、授業補習のアルバイトをする必要がなかった。
  • オーストラリアで似た分野で3〜4年働いてから博士研究を始めたので、技術的な準備と心の準備が出来ていた。
  • 人工知能を使った定理証明という新しい風変わりな分野なので、計算機科学の基礎を知らなくても出来ることがたくさん残っていた。
  • 人工知能と定理証明の両方が得意な人は少ないので、競争が厳しくなかった。
  • 自分で発案してほぼ独力で進めた研究なので、常に「頑張ろう」という気持ちが湧いてきた。
  • 同じ理由で「指導教官の指示が理解できない」とか「共同研究者が無能で足を引っ張られる」という問題からはほぼ無縁でいられた。

つまり、良いことばかりだったのですが、大きな問題が残っています。それは…

博士号を取得しようとしているのに、未だに計算機科学の基礎を知らない

という事実です。

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