去年の12月に提出した博士論文の審査が終わり、先日口頭試験にも合格したので、これで僕の理系博士留学が完全修了した。😮💨
日本を本格的に出たのは2010年の夏にドイツへ修士留学に行ったのがきっかけ。
その時に既に「修士後はドイツで博士」と考えていたので、感覚としては11年がかりで博士号を取った気分。🤔
通常、大掛かりな最終口頭試験の後に簡単なお祝い会を開くのが博士号取得の慣わし。
ただし今回はコロナ禍のため、小規模のオンラインでのやり取りで済んだ。🖥
お祝い会もなかったので、オンライン試験後にベトナム足裏マッサージに行って、マッサージ師に疲れを癒してもらった。👣
オンライン会議のような試験で、そもそも試験に合格するだろうと予想出来ていた。だから、実際に合格した時も大きな達成感はなかった。
でも、試験後に自宅のベランダからシンガポール港の夜景を見た時に、以前より心が軽くなったのに気づいた。😮💨
きっと、10年超の任務が片付いて、肩の重荷がひとつ降りたのだと思う。🏝
せっかくの機会なので、11年前の予想や期待と今の僕の考えを列挙してみたい。
- ミュンヘン工科大学の専攻のウェブサイトが手作り感満載で怪しい。HTMLを直打ちしたっぽいし、留学詐欺かもしれない。🙄
すごいや、ミュンヘン工科大学は本当にあったんだ。CSEという専攻も実際に存在した。🤠
修士3年+博士5年の8年くらいで博士号を取れるかな。頑張れば計5、6年位でなんとかなるかも?🤓
修士3年、博士準備4年、博士研究3年、博士論文提出評価1年の11年かかった。でも、2013年末にもらった博士研究の提案を受け入れていれば計8年で博士号を取れたはず。🥸
- 修士後もドイツで博士研究したいな。🇩🇪
ドイツ🇩🇪→オーストラリア🇦🇺→オーストリア🇦🇹→チェコ🇨🇿→日本🇯🇵→シンガポール🇸🇬の順で移動することになる。最終的に学位を出したのはオーストリア🇦🇹のインスブルック大学。今のうちにIKEAカード作っておけば?
- 機械学習を使った定理証明を研究したいな。🧐
がんばれ。その通りになったぞ。😎
- 奨学金をもらえないかな。🤨
DAADの奨学金に申し込め。返済義務が無いし、意外に競争率が低いらしい。🤑
- あまり知能が高くないけれど、やっていけるかな。😰
意外にどうにかなる。多少遅くても、じっくり順を追って考える能力があればなんとかなる。多分、僕は認知の仕方が欧米人と少し違うのでそれが有利に働く時もある。😊
- プログラミングが苦手だけれど、やっていけるかな。😨
がんばれ。調べろ。質問しろ。よく寝ろ。根性見せろ。設備投資しろ。👊
- 留学してたくさん学びたいな。🤓
研究とは「人類にとって新しくて科学的に正しい知識を見つけること」であり、「既存の知識を学ぶこと」ではない。なので、たくさん学ぶことは目標ですらない。💡
- 犬の最期は看取れないだろうな。🥺
弟の最期もね。生きているうちに可愛がりな。😥
- defenseと呼ばれる最終口頭試験は大変そう。😱
僕の研究は世界の誰よりも僕が詳しい。だから口頭試験は恐れることはない。感染症のため、楽ちんなオンライン試験だよ。😎
- 博士論文書くの大変そう。😨
学会論文を「ホチキスでとめて」序文を付け足しただけ。欧州大陸の理系博士論文に有りがちな体裁らしい。とても楽だった。😙
- 査証の取得くらい自分でするのが一人前。😤
研究者の仕事は研究を遂行すること。査証の取得などは、極力それを得意とする人々に任せるべし。一人前の研究者は時間を有効に使うべし。😤
- ドイツ博士留学を終える頃には英語もドイツ語もペラペラになっているのだろう。😁
I dreamed a dream. 😪
まぁ、こんなところかなぁ…。
他にも10年前の自分に伝えたい助言はあるけれど、もう夜遅いのでそれらはまた別の機会に。😴👋